天北線①(2015.8)

2016/08/01

廃線跡 北海道

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音威子府駅から南稚内駅を結んだ天北線は、1989年に廃止されました。

駅跡地には石碑が建っていたり、バスターミナルとして利用されているほか、線路跡がそのままサイクリングロードに転用されていたりと、たくさんの遺構が残されています。

廃線跡の中でも屈指の見どころを誇る天北線を、長いので2回に分けてお送りします。

天北線(2015.8撮影)南稚内駅→字遠内→声問→東声問→恵北→樺岡→沼川→曲淵→小石→鬼志別→芦野→猿払→浅茅野→飛行場前→安別→山軽→浜頓別→常盤→下頓別→新弥生→寿→中頓別→上駒→松音知→周磨→敏音知→恵野→上頓別→小頓別→上音威子府→音威子府

天北線各駅写真


恵北駅

今回のスタートは恵北駅です。

駅跡地には、「開基百年記念日」が建っています。


記念碑そばの楡の木は、駅があった当時からここにあったものだそうです。


記念碑裏の銘文には、「恵北駅跡地に記念碑を建立する」と明記されています。


樺岡駅



樺岡駅はバス停留所となり、駅名標が残されています。


草に半分埋もれた駅名標…錆が酷くて駅名も読めなくなりそうですが、廃線の情緒があふれます。


沼川駅



沼川駅は、公園として整備されていました。




かつての駅舎の写真が飾ってありました。



曲渕駅



曲淵駅は、ふれあい公園として整備されています。バスの待合所も設置されていました。





小石駅



小石駅跡地は、小石交流センターになっています。


敷地内にある「望郷」と書かれた石碑。


石碑裏の銘文には、「元駅舎」の文字が確認できました。


鬼志別駅



続く鬼志別駅跡地は、バスターミナルになっていました。


バスターミナル内には天北線の資料展示室が設けられています。


天北線の他の駅の駅名標などもここに保管されています。

















猿払駅



猿払駅も、駅跡はバス待合室になっていました。




ここ猿払駅から浜頓別駅までは、その線路跡が「北オホーツクサイクリングロード」に転用されています。次の浅茅野駅からはサイクリングロードに沿って駅跡を辿ってみました。


浅茅野駅



交流センターの裏手に浅茅野駅のホーム跡が残っています。


まっすぐに伸びているのがサイクリングロードです。


テンション上がります。本当にかつては線路そのものだった場所ですから。


画面右手に見えるのが、浅茅野駅のホーム跡です。



しっかり残っています。


ここで列車を待っていた…と思うと感慨深いものがあります。


サイクリングロードから望む景色。北海道ですね〜。素晴らしい!


サイクリングロードの看板がありました。


夏なので草が生い茂っていて、道もでこぼこしていて、ちょっと走りにくそうに見えました。



飛行場前駅



そしてこれが飛行場前駅跡です…。こんな状態でも残っているとは。なんだかもう色んな意味でどきどきしました。


駅名標の枠とボロボロのホーム跡が残っていました。







安別駅



続く安別駅は、待合所が残っていました。今はサイクリングロード利用者のお手洗いのようです。


草に埋もれたかつての通信中継室も残っていました。


このサイクリングロードには熊が出没するそうで、熊が出る時期にはサイクリングロード自体が閉鎖されることもあります。



浜頓別駅跡以降は、「天北線②」に続きます。

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海野カヨです。
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