4年ぶりのアタカへ
寒立馬に魅せられて尻屋崎に行くようになった私ですが、寒立馬の越冬地、アタカへ最後に訪れたのは2020年3月のことでした。
今回、実に4年ぶりにアタカに行くことになり、久々の訪問を楽しみにしていました。
↑の記事で書いているように「厳しい時期」の訪問ではなく結局同じ3月下旬になってしまいましたが、今回もたっぷりと寒立馬に癒されてきました。
久しぶりに行こうと思ったのは…
アタカには4年ぶりですが、尻屋崎自体には昨年(2023年)行っています。
この記事の後半で触れていますが、以前は何の隔てもなく観察することができた寒立馬ですが、相次ぐ事故によりロープや柵が設けられることになってしまったのです。
アタカに関しては、2024年3月時点では立ち入りが禁止されているということはありませんでした。
また、2023年にアップされた「東通村公式チャンネル」でも、アタカへの行き方や中に入る方法が説明されています。
また、2023年にアップされた「東通村公式チャンネル」でも、アタカへの行き方や中に入る方法が説明されています。
しかしアタカ以外の場所(冬以外)での放牧に制限がかかっている現在、アタカへの立ち入りも今後どうなっていくかわかりません。
アタカの中で寒立馬を観察できるというあの貴重な体験は、何物にも代えられないほど素晴らしいものです。
可能なうちにもう一度あの体験をしておきたいと思い、今回訪れることにしたのでした。
アタカまでは車で(バスは廃止)
アタカへ初めて行ったのは2019年3月、この時はバスで行きました。
こちらの記事で書いている「むつバスターミナル」も「尻屋線」も、現在は廃止となってしまいました。
つまり、アタカへ行くには「車一択」ということになるわけです。
そうなると…真冬の「厳しい時期」にアタカに行くのは難しくなるなあ…(冬道はなるべく運転したくない)。
今後も行くとしたら、雪が解けた3月下旬=アタカでの放牧ぎりぎりの時期に行くことになりそうです。
それにしても↑記事の「むつバスターミナル」の味わい深いこと…。
写真に残しておいてよかったなと思います。
いざアタカへ
2024年でもアタカの前には簡易トイレが設置されていました。
なお、写真にはありませんが、この場所からもう少し奥(ゲート方面)に進むと車を停められる場所があります(3台分くらい)。
停める場所がなく路上駐車せざるを得ない場合は、通行の邪魔にならない場所に停めましょう。
ロープを外して中に入ることができます。
扉を開けて中に入った後は、寒立馬が外に出ないように必ずロープをかけ直しておきます。
先に触れた「東通村公式チャンネル」でも動画で説明されていました。
アタカ周辺に関しては以前訪れたときと変化はありませんが、入口の説明にもあるように、
・寒立馬に背後から近づかない
・餌をあげない
・触ったり驚かせたりしない
を徹底することが大切です。
事故が起こるようなことは厳禁です。
やっぱり可愛い寒立馬
2020年に行った際には、アタカの入口からすぐに寒立馬が見えたのですが、今回はまったく見えず「もしかして越冬終わり?」と思いました。
もちろんちゃんと寒立馬はいて、アタカ入口からかなり奥で草を食べていました。
食べながら徐々に入口のほうへ移動してくるというスタイル。
いてくれて安心しました。
思い思いに草を食べ、その場にたたずんだり、座ったり、寝たり…。
寒立馬の自由な姿をただただ眺める贅沢な時間。
何度経験してもいいものです。
寒立馬は人に慣れているので、カメラを向けるとこちらに寄ってきてくれる子もいました。
可愛くてたまらないのですが、そこはあまり近づきすぎないように気をつけました。
こちらが突飛な行動をせず、ゆっくりと慎重に行動していれば大丈夫です。
お勧めの服装
写真にも一部写っていますが、アタカは一面 寒立馬の糞 に覆われています。
もう踏んでしまうことを覚悟するしかありません。
乾燥しきっているものに関しては、踏んでしまっても大した害はありませんが、やはり丸洗いできる靴がお勧めです。
私は今回長靴を持参して、アタカに入る前に履き替えました。
糞だけではなく草や土でも汚れるので、長靴はとても便利でした。
同様の理由で、裾が地面についてしまうような長いスカートやひらひらした裾の服は避けた方がいいと思います。
あとは行く時期の気温に合わせて、アウターを選べば大丈夫です。
全体的に汚れてもいい格好がお勧めですね。
まとめ
4年ぶりのアタカでしたが、今回もとても贅沢な時間を過ごすことができました。他の情報を遮断して、寒立馬だけを見続ける。
現代においてはこの上ない時間の使い方のように思います。
寒立馬の記事は見て下さる方が多いのですが、もしアタカへ行こうと考えている方がいましたら、この贅沢な時間がこの先も続くように気をつけて観察をしてほしいと思います。
私自身も今後行く機会があれば、その心構えを忘れないようにしたいと思います。
ありがとう寒立馬!!
以上で終わります。