手宮線を歩く。
北海道最初の鉄道、手宮線
手宮線は南小樽-手宮間を結ぶ、北海道最初の鉄道路線です。
路線自体は短いですが、その大部分が遊歩道として整備されており、イベントなども行われる活気のある廃線跡です。
旧手宮駅跡地には小樽市総合博物館がありますが、今回は南小樽方面へ遊歩道を歩いてみました。
➡小樽市総合博物館の記事はこちら。
小樽駅から遊歩道へ
小樽駅からは中央通りをまっすぐに歩いて行くと、手宮線跡地の遊歩道へ行くことができます。
今回はこのルートを歩いてみました。
線路跡が残っているため、「一時停止の必要はありません」と案内する標識がありました。地元の人はわかっているかと思いますが、他県から来た人はついつい一時停止してしまうかもしれませんね。
まっすぐに伸びる旧手宮線。
ここまで街に溶け込んでいる廃線跡もあまりないかもしれません。
色内駅-寿司屋通り
色内駅方面へ向けて遊歩道を進みます。色内駅が見えてきました。駅ホームが復元されています。
地図にあるように、遊歩道を歩けるのは寿司屋通りと呼ばれる道までです。
手宮線の駅はたったの3つでしたが、そんな短い路線とは思えないくらい現在まで整備されているのは嬉しいですね。
遊歩道も終わりが近づいてきました。
遊歩道終点直前の公園には、鉄道を模した遊具がありました。
こういうのいいですね。
こうして見ると、本当の線路みたいです。
寿司屋通りに到着しました。ここまでで大体15分くらいでした。遊歩道全てを歩いたとしても30分もかからないくらいだと思います。ちょっとしたお散歩にいいですね。
寿司屋通りから南小樽駅へ
寿司屋通りから南小樽駅までは遊歩道がないので、一旦堺町本通りまで出て南小樽駅を目指しました。堺町本通りは小樽でも屈指の観光スポット。有名店が並びます。
六花亭と北菓楼…。北海道ならではですね。
そうこうしているうちに南小樽駅に着きました。かつて使われていた鐘が駅前に飾られていました。
鐘の音で発車を知らせる…そんな時代もあったんですね。
南小樽駅はレトロな雰囲気の、素朴な駅でした。
まとめ
手宮線跡地の遊歩道を歩いてみましたが、整備された遊歩道を散歩するのはとても楽しかったです。距離も短いので大変さはないと思います。
今回は小樽駅から色内→南小樽駅へ向かって歩きましたが、遊歩道が終わる寿司屋通りから南小樽駅までの道のりの方が、坂も多く大変でした。荷物が多かったり、歩きに自信がなかったりする場合は無理をしないほうがいいかと思います。
遊歩道でも堺町本通りでも、案内図を見ていたら地元の方が話しかけてくれて、色々と道案内もしてくれました。小樽はいつ行っても雰囲気がいいなあと思いました。また行きたいと思っています。